社長ブログ

IDC大塚家具さん

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最近の家具業界と言えば、大塚家具さんの親子での経営権争いが大きな話題となりましたね。実は、コンフォートスタイルを運営している生松工芸には直販部門だけでなく、卸販売やOEM生産(相手先ブランドの下請け)を行っている部門もあります。その中でもっとも取引が大きいのがIDC大塚家具さんで、IDCオリジナルブランドの家具の製作を多く任せていただいています。

最終的には娘さんである久美子社長の続投、会長が退任という形になりました。とにかく、取引業者としては一旦落ち着いてほっとしているところです。ただ、その間のマスコミ報道なんかを見ていて業界の人間として違和感を感じている部分があり、ちょっと硬い投稿になりますがそのことについて書きたいと思います。

●国内の家具産業を大切にしてくれているIDC大塚家具

騒動の間のメディアでは、これまでの大塚家具の、特に会長の方針が時代に合わなくなったということ。その比較対象としてニ○リさんやイ○アさんが素晴らしいといった論調を非常に多く目にしました。確かに現在の経営内容はニ○リさんは素晴らしいと思います。また、イ○アさんの商品提案力も素晴らしいと思います。しかしニ○リさんは、海外の自社工場での生産がほとんど。イ○アさんは、ほぼ海外製。とにかく安く作れるところで作るという方針。だから安いんですが・・・

テレビのコメンテーターが「今は大塚家具に行って高くていいものを買わなくても、イ○アに行けば安くていいものが買える時代だから、会長のビジネスモデルは通用しない」と言ってました。ものつくりに真剣に取り組んできている我々は、正直なところ頭を抱えました。我々プロとして見ると、見てくれはいいかもしれませんが、やはり大塚家具の基準で選ばれた家具と、イ○アに並んでいる家具の品質には雲泥の差があります。そのことは、家具の寿命という形でのちのち分かってくると思います。

これまで当社は大塚家具さんと10数年取引を続けています。そこで感じてきたことは、本物の家具を販売していこうという姿勢であり、そしてそのためにも取引している国内メーカー、ひいては国内の家具産業とその技術をどこよりも大切にしているという姿勢です。だからこそ、今回の騒動は残念でなりませんでした。

●ライフスタイルに合わせて家具選びを

品質面で合えば、イ○アの家具の素材やつくりはやはりそれなりです。ただ、イ○アが日本に進出したことで、インテリアに興味を持つ人が格段に増えたことは間違いないと思います。社会人になりたてだったり、収入がそれほどでない時に、大塚家具の家具や国内メーカーが作る家具はなかなか手が出ないでしょう。それでもインテリアにはこだわりたいという方は、やはりイ○アの存在はなくてはならないでしょう。

ただ、少しずつ生活に余裕ができてくれば、家族が最も長く一緒にいる空間の家具には品質にもこだわって、我々国内メーカーの上質なものを使っていただきたいなあと。そのためにも、魅力ある家具を作ることが、我々の使命だなあと。そんなことを、この騒動を通じて感じた次第でした。
IDC大塚家具

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