家具のお手入れ/メンテナンス

オイル塗装とウレタン塗装の違いを徹底比較!

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初めまして、こんにちは、私、COMFORT STYLEの姉妹店の家具工房Bridgeの店長やら製作のお手伝いなんかもやらせて頂いております辻と申します。

メンテナンスや取り扱いや材質についてなどなど、いろんな記事を書かせて頂きたいと思っております。
どうか今後、御見知り置き頂けたら幸いです。

さて、初回は家具の塗装について書かせて頂こうと思います。
塗装といいましても、最近は様々ございまして、オイル塗装、ウレタン塗装、ラッカー塗装にUV塗装、ウレタンオイル、セラミックにガラスなどなど、様々ございますが弊社でも使っておりますし、家具の代表的な塗装方法でもあります、オイル塗装とウレタン塗装を比較して見ようと思います。

どちらの塗料も歴史があり、また、時代に合わせて進化しております。
オイル塗装とウレタン塗装どちらが良いということはなく、どちらも家具には適した塗装でメリット、デメリットがありますので、ライフスタイルや考え方によって選択いただけたら良いかと思いますが、今回の記事がその参考となれば、うれしいです。

簡単に説明しますと、オイル塗装は、植物性オイルを主原料とした塗料で、木の内部に染み込ませることで仕上げます。※内部といいましても表面に近い浅い範囲です。
ウレタン塗装は、ウレタン樹脂を吹き付けて表面に膜をつくり仕上げる塗装です。

一般的には汚れなどはウレタン塗装が強くて表面はツルツル、テカテカ。
オイル塗装は自然で木のままのイメージだけど、汚れやすいのかな~という感じでしょうか?
そのあたりも含めて比較していきましょう!!

 

【見た目】

やはり、見た目は大切ですよね。

しかし、意外と見た目は、正面からはパッと見はわかりにくいと思います。

オイル塗装は艶消しから若干艶があるかなという感じで、つるつるでしっとり感のある肌触り、メンテナンス次第で、自然な艶が出てきます。

ウレタン塗装も艶消しの塗料仕上げており極力木目を残すような仕上げにしていますので、正面からの見た目はオイル仕上げとさほど差は感じられないと思います。
オイル塗装に比べて、光を当て斜めから見ると、光沢があり、ツルツルとした感じで、若干塗膜が感じられるかもしれません。

触った感じはオイル塗装も、ウレタン塗装もツルツルとしていますが、オイル仕上げの方がしっとりした質感があり、膜が薄いため、より木の質感が感じられるのではないかと思います。

ウレタンオイル

 

【傷】

次に傷についてですが板を湯呑の底でごしごし、違いが分かりにくかったので、カッターの刃を軽く当ててシャカシャカ、してみました。
どちらかと言えば、ウレタン塗装の方が傷が白くなりますので、目立ちやすい感じはしますが、ほぼ変わりません。
深い傷、打ちキズにつきましても、似たようなかんじですので、甲乙つけがたい感じです。

傷を予防するには食器など置かれる際はランチョンマットやコースターなどを使用しましょう!

擦り傷
打ち傷

 

【熱】

たばこ

最近はおうちでたばこを吸われる方も少なくなってきているとは思いますが煙草を板に、10秒、20秒、30秒、と放置して比較してみました。
ともに、ほとんど、同じように焦げました。

焦げ跡

もう少し、弱い熱であれば、違いがあるのかもしれませんね。
このくらいの熱になれば、どちらも焦げ跡がついてしまいます。
直接、火にかけた鍋やヤカンなどを置いた場合、塗膜が白く変化する場合がございます。

鍋やヤカンや熱のある食器などを置かれる際は鍋敷きなどをつかいましょう!

 

【水分】

コーヒーを垂らし数時間放置しました。実は1回ではさほど違いが出なかったので、同じ作業を3回行っています。

シミ

お写真でもわかるようにオイル塗装は水分にに弱いです。輪染みがあるテーブルなどはオイル仕上げのものが多いのではないかと思います。
ウレタン塗装はほぼ変化なしですが、オイル塗装はシミとなってしまいました。

こちらに関してもランチョンマットやコースターを使うのがおすすめです!

 

【メンテナンス】

オイル塗装の場合普段は乾拭きもしくは堅く絞ったふきんで拭いて頂くのが良いです。
汚れがひどい場合は濡れた布巾で拭いて頂いてもよいですが、オイルが取れますので、しっとり感が無くなり、かさついたような感じなります。その際は、オイルを上から塗って頂いたら元通りになります。
また、使用状況により異なりますが、定期的にオイルを塗って頂いて、メンテナンスをしていただく必要がございます。

ウレタンの場合は、特にメンテナンスはございません。普段は濡れた布巾でもよいですが、なるべく硬く絞った布巾で拭いて下さい。
汚れがひどい場合は、100倍くらいに薄めた中性洗剤などで拭いて頂いても良いかと思います。その場合は、一度目立たないところでお試し後お使いください。

化学雑巾や化学薬品を含むウェットタイプのものは艶が変わったり変色などの恐れがありますので、使わないほうがよいでしょう。

 

【修理】

無垢材の場合は、水分を与えて傷を膨らましたり、傷やシミなどが出来ても、削ったあとオイルを塗ればご自身できれいにすることが出来ます。
突板の商品の場合は削ることが出来ないためキズやシミの修理は難しくなります。

ウレタン塗装の場合はキズなどがついてしまった場合は、市販の補修用のペンやクレヨンなどで目立たなくすることは可能ですが、完全にきれいにしようとすると、ご自身での修理は難しいです。
また、テーブルや椅子など使用頻度の高いものは、特にですが長い間使い込んでくると、ウレタンが摩耗したり劣化したりして、はげてしまう部分が出来る可能性があります。
そうなりますとご自身での補修は難しいです。

修理の際は、専門の業者さんや工場などに送り、塗装を依頼することとなります。
塗装を一度はがし、再塗装すると、新品同様になるかと思いますが、時間と費用がかかってしまいます。

オイル塗装は自然な風合いでメンテナンスを頂くことで、綺麗に経年年化してまいりますし、傷やシミも味わいになるという考えもあります。
ウレタン塗装はメンテナンスいらずで、メンテナンスが面倒に思われる方や染みなど気になる方はウレタン塗装がお好みですかね。

それぞれにメリット、デメリットがありますので、用途やお客様の中での優先順位に応じて選んで頂ければと思います。

それでは、また!!

 

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