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家具づくり職人の素顔に迫る!
> アサヒ突板工業 筬島哲也さん
今回は、突板(つきいた)仕上げの加工現場をご紹介したい。
近年は木目を印刷した安価な素材が主流になりつつあるが、
耐久性の面では突板が圧倒的に優れており、時間が経つごとに味わいも増す。
コンフォートスタイルで販売している家具は、前面、天面、側面といった
目に入る部分にはすべて、突板や無垢材などの天然素材をふんだんに使用。
コンフォートスタイルの家具作りを支える突板は、熟練のスタッフの手によって一枚一枚、丁寧に加工されているのだ。
ところで突板にはさまざまな種類があることをご存知だろうか。
丸太のスライス方法によって、木目は多彩な表情を見せてくれる。
木目が縦に真っ直ぐ伸びているのは「柾目(まさめ)」、
刻まれた年輪が見事な紋様となって現れるのは「板目」と呼ばれる。
曲がりやキズが少なく、しかも1m程度直径のある丸太が厳選され、
0.2mmに薄くスライスされて突板ができあがる。
言わば、木材の最も良い部分が突板に使われているということなのだ。
さて、いよいよ突板を合板に貼る作業が始まる。
まずは合板にローラーで接着剤を塗る。
この接着剤は使用する突板の素材に合わせて着色され、
仕上がり時に突板のもともとの色合いを損なわないよう工夫されている。
そして接着剤を塗った後は時間との勝負だ。
まずは細長い突板を2人がかりで合板に貼ってゆく。
突板は0.2mmという薄さのため、途中で裂けないよう絶妙な力加減で、
注意深く、しかし手際よく扱わなければならない。
突板を合板に貼った後は、
表面にたるみがないよう手のひらで素早く優しく整える。
表面を整えた後も、突板と突板の間に
隙間などがないか厳密にチェックする。
万が一隙間や裂け目があれば、すぐに修正だ。
余った突板を活用して、隙間や裂け目を埋めていく。
修正箇所を見つけるのも早ければ、埋める作業も実に素早い。
写真を撮るのが追いつかないくらいだ。
その後、特殊な機械で熱しながら圧力をかける。
およそ80トンで約1分間。
ここまで目にも止まらぬ早さで作業は進行し、
見事な手さばきに圧倒されるばかりだ。
木材の種類によっても気をつけるべき
ポイントや突板の貼り方が異なるそうで、
一連の作業を一人前にこなせるようになるまで2〜3年かかるとか。
熟練の技が必要なのだ。
圧力をかけた後、もう一度仕上がりをチェック。天然の木材を使用しているため、均一に仕上げることの難しさは素人でも想像できる。しかしこのように何度もチェックを重ねることによって不具合を最小限に抑えており、高い品質を保つことができている。
チェックを無事に通過した加工済みの板は、最後に研磨されて完成。美しい木目の一枚がようやく仕上がった。生松工芸にはこの状態で入荷される。
「事業を始めた頃はクス材やチーク材、バブル時代には真っ白のナラ材が主流でした。白い婚礼家具が人気でしたからね。
そして今はブラックチェリー、ウォールナット、メープルなどが人気です。
時代と共に突板の流行も変わります。大川の突板業者はかつてに比べれば減ってしまいましたが、私たちは天然素材の良さ、そして高いクオリティを強みにもっともっと工夫をして、突板の良さを皆さんに知ってもらいたいと考えています」と力を込めて語る、社長の筬島さん。
生松工芸も、「天然の素材感に勝るものなし」という信条をもって家具作りに取り組んでいる。その意味において、これからもアサヒ突板工業はもの作りにおける大切なパートナーであり続けるだろう。
今回は、突板(つきいた)仕上げの加工現場をご紹介したい。
近年は木目を印刷した安価な素材が主流になりつつあるが、
耐久性の面では突板が圧倒的に優れており、時間が経つごとに味わいも増す。
コンフォートスタイルで販売している家具は、前面、天面、側面といった
目に入る部分にはすべて、突板や無垢材などの天然素材をふんだんに使用。
コンフォートスタイルの家具作りを支える突板は、熟練のスタッフの手によって一枚一枚、丁寧に加工されているのだ。
ところで突板にはさまざまな種類があることをご存知だろうか。
丸太のスライス方法によって、木目は多彩な表情を見せてくれる。
木目が縦に真っ直ぐ伸びているのは「柾目(まさめ)」、
刻まれた年輪が見事な紋様となって現れるのは「板目」と呼ばれる。
曲がりやキズが少なく、しかも1m程度直径のある丸太が厳選され、
0.2mmに薄くスライスされて突板ができあがる。
言わば、木材の最も良い部分が突板に使われているということなのだ。
さて、いよいよ突板を合板に貼る作業が始まる。
まずは合板にローラーで接着剤を塗る。
この接着剤は使用する突板の素材に合わせて着色され、
仕上がり時に突板のもともとの色合いを損なわないよう工夫されている。
そして接着剤を塗った後は時間との勝負だ。
まずは細長い突板を2人がかりで合板に貼ってゆく。
突板は0.2mmという薄さのため、途中で裂けないよう絶妙な力加減で、
注意深く、しかし手際よく扱わなければならない。
突板を合板に貼った後は、
表面にたるみがないよう手のひらで素早く優しく整える。
表面を整えた後も、突板と突板の間に
隙間などがないか厳密にチェックする。
万が一隙間や裂け目があれば、すぐに修正だ。
余った突板を活用して、隙間や裂け目を埋めていく。
修正箇所を見つけるのも早ければ、埋める作業も実に素早い。
写真を撮るのが追いつかないくらいだ。
その後、特殊な機械で熱しながら圧力をかける。
およそ80トンで約1分間。
ここまで目にも止まらぬ早さで作業は進行し、
見事な手さばきに圧倒されるばかりだ。
木材の種類によっても気をつけるべき
ポイントや突板の貼り方が異なるそうで、
一連の作業を一人前にこなせるようになるまで2〜3年かかるとか。
熟練の技が必要なのだ。
チェックを無事に通過した加工済みの板は、最後に研磨されて完成。美しい木目の一枚がようやく仕上がった。生松工芸にはこの状態で入荷される。
「事業を始めた頃はクス材やチーク材、バブル時代には真っ白のナラ材が主流でした。白い婚礼家具が人気でしたからね。
そして今はブラックチェリー、ウォールナット、メープルなどが人気です。
時代と共に突板の流行も変わります。大川の突板業者はかつてに比べれば減ってしまいましたが、私たちは天然素材の良さ、そして高いクオリティを強みにもっともっと工夫をして、突板の良さを皆さんに知ってもらいたいと考えています」と力を込めて語る、社長の筬島さん。
生松工芸も、「天然の素材感に勝るものなし」という信条をもって家具作りに取り組んでいる。その意味において、これからもアサヒ突板工業はもの作りにおける大切なパートナーであり続けるだろう。