社長ブログ

福岡県産材の活用と大川からの提案

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最近の公共施設、例えば公立の図書館や幼稚園など低層の建物が新しく建てられると、木造になってきているなと感じることはありませんか?実はその大きな理由としては、木材の不燃処理の技術が高まったために、コンクリートでなくても火災の心配が大幅に低減されたことがあります。また、国が国産材の利用を促進していることで、特に公共施設は木造が増えてきています。

 

我々家具メーカーも、普段からたくさんの木材を利用しています。ただ、一部の方からは木を伐採することは自然破壊につながり、それを使っている我々家具メーカーも自然破壊に与しているのではないかという批判を受けることがあります。もちろん、世界には違法伐採されているところもあります。それらは非常に安く取引されています。しかし、木材は本来そんなに安いものではありません。植林した木が、木材として使えるようになるまで数十年かかります。その間、その森を管理しなければなりません。当社は、主に北米産の木材を利用しています。それは、北米では森林の成長量と伐採量がきちんとコントロールされているからです。

 

では、日本国内の木材ですが、日本では建築用に主に杉やヒノキといった針葉樹が植林されてきました。しかし、長い間海外からの安い木材に押され、国産材はあまり使われなくなっていました。その結果、林業が廃れ、森を守る人が減り、森が荒れていきました。森を管理するには適切な間伐や、枝打ちなどが必要です。また、高齢の樹木は二酸化炭素の吸収量が低下するということもあります。さらに、新しく品種改良された杉やヒノキは、花粉の量も大幅に減ります。つまり、適切に伐採と植林をしていけば、森が守られ、二酸化炭素の吸収量が増加し、花粉症で悩んでいる人たちにとっても朗報となります。そのためには、林業が成り立つように国産材を使っていかなければなりません。

 

では、なぜ家具業界は国産材をあまり使ってこなかったのか?それは、針葉樹は家具材として使うには柔らかく、また割れや反りのリスクが非常に高かったからです。家具材はおもに広葉樹が使われます。硬く、割れや反りの心配が少ないからです。しかし、日本では針葉樹ばかりが植林されてきたため、使える国産の広葉樹がほとんどなかったということが理由です。しかし、これも技術の発達により、針葉樹の硬度を上げることや、反り、割れを防止する加工が可能になってきました。

 

このようなことから、我々の会社があります家具の産地大川として、福岡県産材を活用していく提案のための展示会を2/12(木)~13(金)にアクロス福岡にて開催します。今回は、特にオフィスや公共施設をターゲットにした製品開発ということで、当社は八女杉を利用した受付カウンターを製作しています。このカウンターは、大川の伝統技術である組子を前田建具製作所様の協力のもと前面に配し、県産材と伝統技術という組み合わせとなっており、見ていただく方にはその美しさを感じていただけると思います。もし、福岡近辺の方でお時間があられる方は、ぜひ足をお運びください。
福岡県産材の活用と大川からの提案

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