職人紹介

清原哲 組立て担当 職人歴:34年

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こんにちは。
インテリアショップコンフォートスタイルの山崎です。

当店の屋台骨。職人達の紹介コーナー。
第5回目はこちらの職人です。

清原哲 組立て担当
職人歴:34年

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家具職人になる前は、地元の佐賀で自動車の営業マンをしていたという清原さん。
その後先輩の誘いを受けて木工所へ転職し、数年後に大川へ。
最初は営業からのスタートだったが次第に現場に入るようになり、15年前に生松工芸へ入社。
ひと通りの工程を担当した後、組立ての責任者となり、今やコンフォートスタイルになくてはならない存在となった。
「ものを作る喜びというのは、何ものにも代え難い。
でも最近は年のせいで体がちょっときついね」と笑う。

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素早い動きのままいくつもの工程をこなすベテラン職人

タッカーを手に、目にも止まらぬ素早さで次々と板に針を打ち付けていく。
6月末とは言え、工場内はムッとする暑さだ。
作業を始めて数分のうちに清原さんの額には汗が浮かんできたが、
素早い動きのまま、いくつもの工程をこなしていく。
「今日のうちにこのキャビネットを、全部で400本仕上げます。」
清原さんは組立て工程を担当するベテラン職人の一人だ。

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下準備をどれだけ丁寧に行うかが重要

清原さんが特に注意を払っているのは、家具や部品に傷をつけないこと。そしてスムーズに作業を進めること。
「全国のお客様が待っていますから、いかに早くスムーズな流れを作るかが私の使命だと思っています。
スムーズにするためには、下準備をどれだけ丁寧に行うかが重要。
家具の種類によって、準備する部品や作業工程がガラッと変わる。その段取りをするのが私の仕事です。」

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組立て工程は下準備と段取りが勝負

こちらはタッカーの針。針によっては長さや形が違うだけでなく、
白や黒などの色がついている針もある。家具の色や大きさによってもっとも適した針を準備。
さらにタッカー本体も針の種類によって変える必要がある。

こちらはダボという金具で、木材を組立てる時に使用する補強材の一種。
ダボには金属製と木製があり、その形状もさまざまだ。
木材に穴を開け、ダボを埋め込む工程も清原さんの管轄。
「板の材質によって加工の方法が変わりますから、そこを間違えないようスタッフに注意を促します」
ある時、木材に木製のダボを5ヶ所打つ工程を準備しなければならない時があった。
しかし、木ダボを打ち込む機械は、1度に4ヶ所しかできない。
「2回機会を動かす必要がありますが、それでは時間がかかる。
だから残りの1ヶ所は手作業にする。そうした方が早くて確実です」
いかにして作業時間を節約しながら、確実に仕上げるか。
あらゆる工程でこのような工夫が蓄積されていく。

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引出しのレールは金属製とプラスチック製があり、家具の種類によって長さは変わる。
これもあらかじめ準備しておかなくてはならない。

テレビボードの補強に使われる金属。これも作業に入る前に適切な長さに揃えておく。
この他にも、扉用の磁石、家具の下面に打ち付けるプラスチック製の三角コーナーなど、
手配すべき部品は数限りない。

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作業の積み重ねが想像できる分厚く頑丈な両手

これだけ多くの部品や機械を扱う清原さんは、作業中のケガとも隣り合わせだ。
「今までに、タッカーの針を指に打ち込んでしまったり、機会に手を挟まれたり…。
お恥ずかしいことですが」と苦笑いするも、分厚く頑丈な両手からは繰り返されてきた作業の積み重ねが想像できる。

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「この仕事をするようになって、ものを見る目が高くなったと思います。
値段、作り、材質…。最近はデザインだけ、見た目だけの家具が多くなっているように感じます。
例えばテープ加工じゃなく無垢材の突板で仕上げた家具は、全く雰囲気が違いますし、
良い家具は当然長持ちします。ご自分の部屋に合った家具を別注するのも良いでしょう。
自分にぴったりの家具に囲まれた部屋に友人がくれば『わぁ、いいね』って言ってもらえる。
安い家具だとそうはいきません。ですから皆さんには、家具の材質もしっかり見ていただきたいですね。」
良いものを長く使って欲しい。ごく当たり前のことを伝えてくれる清原さんの言葉は、
ベテランならではの確信に満ちていた。

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